形容動詞は、形容詞の弟のよう
形容動詞は
「おだやかだ」「にぎやかだ」「のんきだ」「さわやかだ」「変だ」「愉快だ」
のように、だいたいは 「~な人」
と言い換えられます。
「だ」で終わるのが特徴ですから、力強くて、形容詞の弟のように感じます。
「なだらかだ」「おおらかだ」「涼やかだ」
「せっかちだ」「急だ」「積極的だ」
も形容動詞ですね。
様子や状態が表現されて
語尾の「だ」が、
だろ
だっ で に
だ
な
なら
◯
と変化します。
(◯は「無し」ということ。× と書いてある活用表もあります)
そう言えば、昨日、形容詞の命令形の語尾を「かれ」と書きましたが、
厳密には、「(かれ)」とすべきでした。
というのは、
命令形は口語(現代語)にはなく、
文語(江戸以前の言葉)が
残っていて使うこともあるからです。
例えば、
「良かれと思って意見を言ったら、
逆ギレされた。😨」のように
「良かれ」が、残っているので
( )付きにするべきでした。🙇
形容詞は
「かろ、
かっ、く、う、
い、
い、
けれ、
◯」
と覚えた気がする。
という人も正解⭕️マル◯
話を形容動詞に戻します。
「ワイルドだろ~」「ダイジョウブだ~」
も形容動詞😃
ハハハと笑わせてくれる。😊
では、次の文から形容詞と形容動詞を
探し、活用形を考えてみてください。
焦って頭のなかが真っ白になった。
絵の具で真っ白く塗ってみた。
クリームチーズはやわらかい味わいね。
あの人は物腰(ものごし)がやわらかだ。
この服は、そんなに高くない。
夏は本能的に木陰に入ってしまうね。
では、また。😊🍀
身の周りに形容詞がいっぱい
用言の後半です。
形容詞は様子や気持ちを表しますから、
私たちの周りに溢れています。😃
朝、起きて「お早う!(お早くござるの略)」
「まだ、眠い~」「暑ーい」「美味しいね」「うれしい」
「おお、美しい」「海は広い」「深い―」とか
「かわいい」「もったいない」これは国際語ですね⁉️すご~い⤴️⤴️これも形容詞。😊
日本語の形容詞は、今後も世界に影響をもたらすと思います✨
色も
「青い」「赤い」「白い」「黄色い」
様子や性質は
「淡い」「濃い」「しつこい」「美しい」「明るい」
会話でも
「速い」を「ハヤ!」、「恐い」を「こわ」
「ヤバい」が「ヤバ」
言葉は短くなって行く傾向がありますから、20年後が楽しみ。😊
語の終わりに「い」が来ますが、
厳密には「しい」と「い」です。
この違いは、高校で習いますよ。
変化させると、
「良かろ」ウ
「良かっ」タ 「良く」テ 「良う」ゴザイマシタ
「良い」。
「良い」トキ
「良けれ」バ
「良かれ」!
これも語尾は、
かろ
かっ く う
い
い
けれ
かれ
なごう(長く)なりました。
お名残りおしう(惜しくゴザル)。
では、また🤗
少数派の「カ変」と「サ変」のはずですが~ところがどっこい、変身して増えている🎵
数ある動詞のなかで、
「来る」と「する」のたった2つだけは、
五段 活用.上一 段活用.下一段活用のどれにも当てはまらなかった。
未然形を作ってみると、
「来(ko)ナイ」「しナイ」
そこで、独立させて「カ行変格活用」「サ行変格活用」
と名付けた。
「変格」?変わった仕組み、規則ということですね。
「こ」「き」「くる」「くる」「くれ」「こい」
「さ、せ、し、」「し」「する」「する」「しろ、せよ」と
唱えて覚えた記憶があるかも。
これだけと思っていたら、少数派のふりして、
実は、「する」は増殖している。😊
例えば、
他の名詞や副詞などに付いて、
「愛する」「びっくりする」「生活する」「アップする」
「ドキドキする」
これらは「複合動詞」と言いますが、
「活用の種類は?」と問われたら、
やはり「サ行変格活用」。
「来る」の方は、
「出てくる」「増えてくる」のように、
「て」という助詞を挟んで、登場します。
でも、複合動詞ではない。
というのは、「出てくる」は
文節では補助の関係で、2つに分けます。
「出てネ|くるネ|」
単語に分けると「出」「て」「くる」と、
3語になります。別々の単語。
だから、複合動詞ではないですね。
少数派だけれど、意外と、文章に出てきます。
入試問題の論説文を見て、動詞だけピックアップすると、出来合いの文法問題と少し違う。
きっと、新しい発見がありますよ。
では、また😊🍀
かみいち しもいち の動詞
お盆でちょっと更新に時間がかかりました。
5段活用かどうかを見分ける方法は、
「ナイ」を付けて否定してみる。
m
ということは、
未然形(まだ~でないから~しよう)にしてみる。
当たらナイ 支えナイ 出さナイ
残さナイ 生まれナイ 買わナイ
5段活用の動詞だったのは、次の4つでした。
「当たる 」、「出す」、「残す」、「買う」
5段活用の次に多いのは、
「起きる」「生きる」「見る」「いる」のように、
語尾が 「i る」となっている動詞。
ちなみに「見る」「いる」は、語幹と語尾が分けられない動詞。
活用させてみると
起き・・・ ナイ ・・・・ 未然形
起き ・・・ タ ・・・・・ 連用形
起きる ・・ 。 ・・・・ 終止形
起きる・・・ トキ ・・・・ 連体形
起きれ・・・ バ ・・・・ 仮定形
起きろ ・・・ 。 ・・・・ 命令形
カタカナのところは、ヒントになる言葉ですね。
「ナイ.ウ.ヨウ. マス.タ. テ~. マル. トキ.バ.マル」
と唱えて覚えたかも。
語尾に「き」という「 i 段音」が
全て出てくるので、「a i u e o」の真ん中の「u」
より1段上の「上一段活用」(略して、かみいち)と
名が付きました。
対照的に「受ける」「食べる」「伝える」「得る」などは、
語尾が「eる」で、語尾の変化も
受け ・・・・・ ・・・・・・・・・e
受け ・・・・・・・・ ・・ ・・・e
受ける。 ・・・・・・・・・・eる
受ける ・・・・・・・・・・eる
受けれ ・・・・・・・・・・・ .eれ
受けろ 。 ・・・・ ・・・ eろ
u段より一段下の、e段が出てくるので、
「下一段活用」(略して、しもいち)と名付けられました。
動詞のほとんどは
「五段活用」と「上一段活用」と「」下一段活用」です。
しかし、何事にも例外はあります。
次回は少数派について。「カ変」「サ変」ですね。
では、また😊🍀
動詞の「活用」って❔ 「活用形」はモード❔
ブログ初心者なので、順番がときどき入れ代わってしまいます。「品詞」の次に「活用」と「活用形」の話題を入れたのですが、なぜだか⁉️
1 . 活用って❔
言葉は場面で、語尾が変わるものと、変わらないものがあります。
「読む」「読ま」のように、場面で、語尾が変わ
るのを、活 用があると言います。
「机」「しっかり」などのように変わらないもの
は、活用がないと言います。
2 . 活用形って❔
言い方が変わる場面を、本居宣長さんたちは
6つに分けました。
a まだ~していないから、~しよう
b もう~した
c ~する
d ~する時
e ~すれば
f ~しろ-
aを 未然形
bを 連用形
cを 終止形
dを 連体形
eを 仮定形
fを 命令形
と名付けた訳です。(江戸時代は、仮定形は已然形
と言っていましたが、これは高校で勉強します)
「活用形を答えよ」とは
「どの場面で その単語を用いているか」と
聞かれていることになります。
「今、お休みモード」の
「モード」が、活用形に当たりそう。
私たちの生活モードは、6場面ということ?
3、活用の種類は❔
例えば「走る」は、
「走ら」「走り」「走る」「走れ」「走ろ」
と変化します。声に出してみると、語尾が
「a.i.u.e.o」の5種類に変化する。
つまり5段活用ですね。
数としては主流派。
見分けるのは、簡単。
「作る」「押す」「言う」「変わる」「使う」など、否定してみると、a段の語尾になる。
「作ら」ナイ 「ら」
「押さ」ナイ 「さ」
「言わ」ナイ 「わ」
「変わら」ナイ 「ら」
「使わ」ナイ 「わ」
否定してa段音になったら、五段活用。
次の動詞のなかで5段活用の動詞はどれでしょう?
当たる、支える、出す、残す、生まれる、買う
それでは、今日はここらで🤗
超🔰なので、前回の写真が大きすぎ‼️🙏文法からちょっとブレイク
本居宣長さんの話と「竜のごとく」の話を
入れたのですが、消えてしまいました。
きっとうとうとしたとき、消してしまったのでしょう。😮😨
前回の記事に初めて写真を 載せて見たら、あまりにも大きくなったので、書いているうちに、
1 「滝」という字はサンズイに竜なので、
「竜のごとく」「水を得て」頑張ろう
と思います。因みに、「竜がごとく」は、
語法から見ると違和感あり。「~がごとく」
では、「~」には動詞が来ます。
「飛ぶがごとく」のように。
2 . 国文法を集大成したのは、本居宣長で、
そのお陰で、「源氏物語」が残って、
21世紀の私たちが古典を読めるのです。
という内容で、雑感でした。
では、また次回😊
高校入試の国語の文法を、少し上げたい❗️
いきなり品詞を問われても〰️😞という人に🍀
動詞は
「動き」や「存在する」様子を示す単語です。
例えば
「走る、行く、食べる、上がる、なる、ある」など
「寄り添う、読み返す、」のように、
2つの動詞がくっついて、1つの動きを表す
「複合動詞」というもの があります。
これらは、1単語として扱います。😮
形容詞は
形や様子を表現するときの単語です。
「美しい、青い、楽しい、暑い、おいしい、」など
「い」や「しい」で終わるのが特徴です。
形容動詞というのは
やはり、形や様子を表しますが、
「にぎやかだ、豊かだ、穏やかだ、」のように、
「だ」で終わります。
ときどき「楽しげだ」「うれしげだ」「おかしげだ」のように、迷うものもあります。
これは、「げ」(もとは気配の気)を付けて「だ」を続け、形容動詞にするのです。💂
言葉は生きていて、新しく生まれる🐣訳です。
少しひねった入試問題で、たまに出てきますよ。
今日の「動詞 形容詞 形容動詞」の3つを合わせて、
「用言」とも言います。
場面ごとに、「走ら」「楽しく」「にぎやかな」と、
語の下の部分(語尾と呼ばれます)を変化させて用いる、「用いる言語」、つまり、「用言」。😊
この「用言」という言葉は、覚えておくとよいですよ。😮
それではまた🤗