少数派の「カ変」と「サ変」のはずですが~ところがどっこい、変身して増えている🎵

数ある動詞のなかで、


「来る」と「する」のたった2つだけは、
五段 活用.上一 段活用.下一段活用のどれにも当てはまらなかった。

未然形を作ってみると、
「来(ko)ナイ」「しナイ」


そこで、独立させて「カ行変格活用」「サ行変格活用」
と名付けた。
「変格」?変わった仕組み、規則ということですね。


「こ」「き」「くる」「くる」「くれ」「こい」
「さ、せ、し、」「し」「する」「する」「しろ、せよ」と
唱えて覚えた記憶があるかも。




これだけと思っていたら、少数派のふりして、
実は、「する」は増殖している。😊


例えば、
他の名詞や副詞などに付いて、
「愛する」「びっくりする」「生活する」「アップする」
「ドキドキする」


これらは「複合動詞」と言いますが、
「活用の種類は?」と問われたら、
やはり「サ行変格活用」。




「来る」の方は、
「出てくる」「増えてくる」のように、
「て」という助詞を挟んで、登場します。
でも、複合動詞ではない。

というのは、「出てくる」は
文節では補助の関係で、2つに分けます。
「出てネ|くるネ|」

単語に分けると「出」「て」「くる」と、
3語になります。別々の単語。
だから、複合動詞ではないですね。




少数派だけれど、意外と、文章に出てきます。
入試問題の論説文を見て、動詞だけピックアップすると、出来合いの文法問題と少し違う。
きっと、新しい発見がありますよ。

では、また😊🍀